お久しぶりです~
日本では、猛暑に、豪雨に、噴火に、地震、
世界では、コロナに、戦争に、と
様々な災難が続いておりますが、
みなさま、元気にお過ごしでしょうか?
さて本日は、以前リクエストがあった
天引き
について、前中後編の3回にわたって書こうと思います。
イラストは、
「天」に「引き」上げられていくお金たちですが、
本編とは関係ありません。笑
給料から、3割くらい引き去られていく「天引き」。
手取りが減るので、好きな方はほとんどいませんよね。(-_-メ)
そして、「天=神様」が「引き=持っていく」というような表現は、
神様を信じる者としてはあまりいただけません(;^_^A
なので、ここでは「天引き」という俗称ではなく、
「源泉徴収(制度)」
という正式名称で話していこうと思います(笑)
この制度が存在する理由。
それはもちろん税金を徴収する側の都合です。
が、
「取る側」の話から入るのは気持ちよくないので、
前編では「払う側」の話を、
中編では「源泉徴収制度の歴史」みたいな話を、
後編では「取る側」の話を、
しようと思います。
まあ、中編と後編は似てくるような気もします。
もしかすると合体するかも…
では、今日の本編へ。
(※ここから先、男女を区別せずに「給料をもらって生計を立てている人」の代名詞として慣習的に使われる「サラリーマン」という表現を用います。女性の皆様、ご理解いただけると幸いです。)
源泉徴収
とは、簡単にいうと、
サラリーマンがする税金の先払い
のことです。
自分で支払わないので、
先払いしている感覚はあまりないかもしれませんが、
源泉徴収で引き去られた税金は、
所得税の先払いになります。
そして、実は、源泉徴収した税金の納税義務は会社側にあります。
これを納めなかったら、サラリーマンではなく会社に連絡がいきます。
会社はサラリーマンから税金を一時的に預かって、
毎月か半年に1回納税しています。
サラリーマンの納税は、そんな仕組みで、見えないところで行われています。
サラリーマンのみなさんは
当たり前のように源泉徴収で税金を先払いしているわけですが、
もしこの「税金の先払い」がないとどうなるでしょうか?
どうなると思います?
はい、
春に払う税金が増えます。
それもかなり増えます。
(/・ω・)/キャー
そりゃあ、先払いがないんですから、
1回に払う金額は大きくなりますよね。
クレジットカードやローンで例えるなら、
分割払いがなくて、すべて「一括払い」な感じですね。
じゃあ実際、普段先払いしている税金は、
一括払いだと、いくらになるんでしょうか?
例えば、
年収300万円だと、税金+社会保険料は50万円程度です。
年収500万円だと、100万円近くなります。
年収1000万円だと、250万円くらいになります。
年収2000万円だと、700万円も・・・Σ(・□・;)ヤバ
(※上記はおおよその金額になります。)
この金額を3月の確定申告シーズンに納めなければならなくなります。。。
これはもはや、
軽自動車や外車を一括払いで買ってるのと変わりませんね。(苦笑)
こうやって金額を並べると、
給与年収が上がると税負担が上がっていく
「累進課税」のほうに目がいきそうになりますが、、、
ここはぐっとこらえて、
「源泉徴収」のことを考えますと、
春にこのレベルの金額を毎年払うのは、
正直、負担でしかありませんので、
これを「源泉徴収」で分割の先払いにすることによって
納税者の「重税感」が減る
と考えていいと思います。
「重税感」というのは、文字通り、
「うわ~ 税金高いわ~ 重いわ~」という負担感のことです。
そして、
「給料全部使っちゃって、お金残ってないよ~」
とかって、必ずあると思います。(苦笑)
しかし、税金を納めることは、
「国民の三大義務」として小学校でたたきこまれる項目ですので、
逃れることはできません(笑)
ですから、そんなことにならないためにも、
源泉徴収制度は存在するんですね。
まあこれは、取る側とも表裏一体なんですけどね、、、笑
では、前編のまとめに入ろうと思いますが、
「払う側」にとっての「源泉徴収」とは、
ズバリ!
「税金高いわ~」をなくす!
固い言葉でいうと、
税金を先払いすることで
重税感がなくなる!
ということだと思います。
あくまで、個人的意見ですので、
他の意見もあると思いますが、
源泉徴収があることで
税金の負担感が軽減されているのは間違いないと思います。
あと、実は
「確定申告」を毎年する必要が生じる
ということも考えられるのですが、
これは「年末調整」とセットの話になってきて、
話がごちゃごちゃするので、
ここでそっと述べるにとどめておきます。(笑)
サラリーマンは「源泉徴収」と「年末調整」があることで、
毎年、確定申告をしなくていいので、そういう面でも負担減になっていると思います。
ノア次郎個人としては、
「源泉徴収制度」は良い制度だと思っております。
みなさんはどう思われますか?笑
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は「源泉徴収の歴史」について、扱ってみようと思います。