給料から引き去られていく・・・天引きの話。前編。(税金の話5)

給料から引き去られていく・・・天引きの話。前編。(税金の話5)

お久しぶりです~

日本では、猛暑に、豪雨に、噴火に、地震、

世界では、コロナに、戦争に、と

様々な災難が続いておりますが、

みなさま、元気にお過ごしでしょうか?

さて本日は、以前リクエストがあった

天引き

について、前中後編の3回にわたって書こうと思います。

イラストは、

」に「引き」上げられていくお金たちですが、

本編とは関係ありません。笑

給料から、3割くらい引き去られていく「天引き」。

手取りが減るので、好きな方はほとんどいませんよね。(-_-メ)

そして、「天=神様」が「引き=持っていく」というような表現は、

神様を信じる者としてはあまりいただけません(;^_^A

なので、ここでは「天引き」という俗称ではなく、

「源泉徴収(制度)」

という正式名称で話していこうと思います(笑)

この制度が存在する理由。

それはもちろん税金を徴収する側の都合です。

が、

「取る側」の話から入るのは気持ちよくないので、

前編では「払う側」の話を、

中編では「源泉徴収制度の歴史」みたいな話を、

後編では「取る側」の話を、

しようと思います。

まあ、中編と後編は似てくるような気もします。

もしかすると合体するかも…

では、今日の本編へ。

(※ここから先、男女を区別せずに「給料をもらって生計を立てている人」の代名詞として慣習的に使われる「サラリーマン」という表現を用います。女性の皆様、ご理解いただけると幸いです。)

源泉徴収

とは、簡単にいうと、

サラリーマンがする税金の先払い

のことです。

自分で支払わないので、

先払いしている感覚はあまりないかもしれませんが、

源泉徴収で引き去られた税金は、

所得税の先払いになります。

そして、実は、源泉徴収した税金の納税義務は会社側にあります。

これを納めなかったら、サラリーマンではなく会社に連絡がいきます。

会社はサラリーマンから税金を一時的に預かって、

毎月か半年に1回納税しています。

サラリーマンの納税は、そんな仕組みで、見えないところで行われています。

サラリーマンのみなさんは

当たり前のように源泉徴収で税金を先払いしているわけですが、

もしこの「税金の先払い」がないとどうなるでしょうか?

どうなると思います?

はい、

春に払う税金が増えます。

それもかなり増えます。

(/・ω・)/キャー

そりゃあ、先払いがないんですから、

1回に払う金額は大きくなりますよね。

クレジットカードやローンで例えるなら、

分割払いがなくて、すべて「一括払い」な感じですね。

じゃあ実際、普段先払いしている税金は、

一括払いだと、いくらになるんでしょうか?

例えば、

年収300万円だと、税金+社会保険料は50万円程度です。

年収500万円だと、100万円近くなります。

年収1000万円だと、250万円くらいになります。

年収2000万円だと、700万円も・・・Σ(・□・;)ヤバ

(※上記はおおよその金額になります。)

この金額を3月の確定申告シーズンに納めなければならなくなります。。。

これはもはや、

軽自動車や外車を一括払いで買ってるのと変わりませんね。(苦笑)

こうやって金額を並べると、

給与年収が上がると税負担が上がっていく

「累進課税」のほうに目がいきそうになりますが、、、

ここはぐっとこらえて、

「源泉徴収」のことを考えますと、

春にこのレベルの金額を毎年払うのは、

正直、負担でしかありませんので、

これを「源泉徴収」で分割の先払いにすることによって

納税者の「重税感」が減る

と考えていいと思います。

「重税感」というのは、文字通り、

「うわ~ 税金高いわ~ 重いわ~」という負担感のことです。

そして、

「給料全部使っちゃって、お金残ってないよ~」

とかって、必ずあると思います。(苦笑)

しかし、税金を納めることは、

「国民の三大義務」として小学校でたたきこまれる項目ですので、

逃れることはできません(笑)

ですから、そんなことにならないためにも、

源泉徴収制度は存在するんですね。

まあこれは、取る側とも表裏一体なんですけどね、、、笑

では、前編のまとめに入ろうと思いますが、

「払う側」にとっての「源泉徴収」とは、

ズバリ!

「税金高いわ~」をなくす!

固い言葉でいうと、

税金を先払いすることで
重税感がなくなる!

ということだと思います。

あくまで、個人的意見ですので、

他の意見もあると思いますが、

源泉徴収があることで

税金の負担感が軽減されているのは間違いないと思います。

あと、実は

「確定申告」を毎年する必要が生じる

ということも考えられるのですが、

これは「年末調整」とセットの話になってきて、

話がごちゃごちゃするので、

ここでそっと述べるにとどめておきます。(笑)

サラリーマンは「源泉徴収」と「年末調整」があることで、

毎年、確定申告をしなくていいので、そういう面でも負担減になっていると思います。

ノア次郎個人としては、

「源泉徴収制度」は良い制度だと思っております。

みなさんはどう思われますか?笑

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は「源泉徴収の歴史」について、扱ってみようと思います。

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